私たちってストレス世代!?“脳内変換”でぐっと心が軽くなるんだって!

2019.05.27

ストレスを解消し、スッキリして笑顔になっている女性

家では旦那や子どもに「ムキーっ」と怒ったり、仕事場では上司や後輩に「はーっ!?」と心の中で叫んだり…。40歳あたりから、気づいたらいつもイライラしてるかも!?

「こんなに心が不安定なのは自分だけ…!?」「このイライラ、どうにかならない!?」。そこで、若松町こころとひふのクリニック院長の檜垣祐子(ヒガキユウコ)先生に聞いてみることに!

そうしたら、先生から「40~50代は、身体の変化のほか、仕事やプライベートなどの環境でも様々な変化が起こりやすく、ストレスを抱えてしまうのは、必然なんですよ」とのお言葉が。そうなの!?自分だけじゃないの?しかも、心の負担を軽減する方法もあるそう。ぜひ、教えてください!

40代女性は5大ストレスを抱えてる!?

── 先生、このイライラが自分だけじゃないとわかって、ちょっと安心しました!それにしても、40代女性はどんなストレスを抱えてしまうものなのでしょうか?

「40代が感じやすいストレスの要因は大きく分けて5つあります」

①自分の健康問題

「まずは健康問題です。40代あたりから、多かれ少なかれ健康への不安が出てくるもの。特に女性は、更年期にさしかかる時期なので、ホルモンや自律神経の乱れで、身体にも心にも不調があらわれやすくなってきます」

②子どもの成長や自立

「お子さんがいらっしゃる人は、子どものライフステージの変化が自分への負担となってしまうこともあるんです。反抗期を迎えた子どもへの対応、進学や就職、自立のサポートなど、子どもの成長とともに悩みが大きくなりがちです」

③夫婦の関係性

「子どもの年齢が上がり、子ども中心の生活から夫婦2人の生活へとスタイルが変わることも多い時期ですよね。なかには、その変化に対応できずに夫婦間でぎくしゃくするなど、夫との関係に頭を悩ます人もいらっしゃいます」

④仕事での立場の変化

「仕事での立場が変わってくることが多いのも40代です。後輩が増えて役職につくなど責任ある立場になることもあり、今まで以上にプレッシャーを感じる機会も増えたり、上司と部下のはざまで人間関係に悩むことも多くなりますね」

⑤親へのサポート

「自分自身が年をとるということは、親も高齢になっていくということ。場合によっては介護が必要になったり、看取りを経験したりといった新たな問題も浮上してきます」

── 確かに、年を重ねていくにつれ、自分だけでなく周囲の状況の変化も大きく影響していると感じます!

「このように40代は、多くのストレス因子にさらされがちで、しかも複数同時に重なり合うことが多いため、よりつらい状況になりやすいのです。さらに、女性特有の性格が、ストレスをさらに重くしていることもあるのも要因の一つですね」

── 自分を顧みても「女心って複雑だわぁ」と感じることはあります!

「女性は、優しさや気遣いから、嫌なことや不満があっても自分のなかで抱えこみ、我慢してしまう人が多いんです。ときには自分の気持ちを優先して、心身をいたわることも大切にしてほしいと思います」

「脳内変換」に「モニタリング」!?ストレス軽減の4つのテク

すぐ実践できる!ストレス軽減のための4つのテク

── 状況的に避けられないストレス要因があるうえに、その性格で重くしてしまう可能性があるとは…。先生、それらの抱えたストレス、どうすればいいのでしょうか!?少しでも楽にできる方法があれば…!

「ストレスは誰にでもあるもの。大切なのは、そのストレスをどう捉えて対処するかなんです。捉え方を変えたり、簡単な気分転換の方法を実践するだけで心の負担はずっと軽くなりますよ

── ぜひ、その方法を教えてください!

ストレスを軽減する4つのテク

●自分の脳内変換

「『過去と他人は変えられない』と認識することが大切です。過ぎたことは変わりませんし、また、相手に変わってもらいたいと思うから、イライラしてしまいます。過去や相手はコントロールできなくても、そこから学んだことを生かして自分の考え方を変える。そう思えたら、対人関係のストレスはかなり軽減されますよ」

●自分の感情をモニタリング

「例えば、旦那さんが靴下を脱ぎっぱなしにしていることにイライラしているとします。人はつい『旦那がイライラさせる』と思いがちですが、イライラしているのは自分自身。そんな自分を客観的に『私はこう思っているのだな』とモニタリングすることで、状況を冷静に把握できてだんだん落ち着きを取り戻せるはずです」

●“アイメッセージ”でコミュニケーション

「相手に自分の要望を伝える際には、『アイ(私)メッセージ』と『ユー(あなた)メッセージ』という2つの方法があります。アイメッセージは『私』を主語にして、自分自身が何を望んでいるのかを具体的に伝え、ユーメッセージは『あなた』が主語で、相手に命令したり指示したりする伝え方です。

『靴下脱ぎっぱなしにしないでよ!』は、相手に命令しているのでユーメッセージで、この伝え方は相手もイライラさせてしまうため逆効果。それをアイメッセージに変換すると『あなたが靴下を洗濯機に入れてくれたら私は助かる』となり、『あなた』への命令ではなく、『私』の望みになり、相手を非難する要素がなくなるので、人間関係も円滑になりますよ」

●五感に効く癒しアイテムの活用

「触覚や嗅覚といった五感を刺激することでも、イライラを鎮めることができます。ストレスを感じたらリラックスボールをギュッと握る、自分の好きな香りのアロマキャンドルを嗅ぐなど、取り入れやすいグッズを身近に置いておくのもおすすめです。五感から癒やされましょう

── どれもすぐにできることばかりです!これでストレスを軽減できるのなら、やらない手はないですね!

ストレス要因を知って、少しでも軽減できる方法もわかれば、上手に対処できそうな気がしませんか?あと!「ストレスは仕方ないんだ!」と開き直ってみるのも、心を少し軽くすることができるかもしれませんね♪

監修:檜垣 祐子 先生
若松町こころとひふのクリニック 院長
1982年、東京女子医科大学卒業後、東京女子医科大学教授、東京女子医科大学附属女性生涯健康センター副所長を経て、若松町こころとひふのクリニックでの診療を始める。専門はアトピー性皮膚炎、皮膚心身医学など。主な著書に『皮膚科専門医が教える やってはいけないスキンケア』など。女性の視点に立ったきめ細やかな診察と、患者の心理面にも配慮した診療には定評がある。

撮影:花盛友里、モデル:AIKO、スタイリング:末吉久美子、ヘアメイク:吉川陽子
衣装協力:ブラウス ¥21,000/Kei shirahata(styling/)、ワッフルワンピース ¥5,900/ALPHA INDUSTRIES

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